andLIGHT

LIGHTING - GRAPHIC - PRODUCT - WEB DESIGN



 

andLIGHTの考える照明

光には、とても大きな力があります。 光が有るからこそ、物が見え、空間が出来、世界が広がります。 光によって、空間は、全く違う表情を作り出す事が出来、また照らされるべき対象を明らかにすることによって、その空間の機能をより明確に示す事も出来ます。 その効果は、そういった視覚的効果だけにとどまらず、そこに滞在し利用する人々の心理にも、気づかぬうちに大きな影響力を与えています。
同じ空間でも、照明のデザインやその効果によって、活気のある雰囲気にも、静かな落ち着いた雰囲気にも、また緊張感の有る空間にも、ほっとするくつろぎの空間にも換えてしまう事が可能なのです。 また、良い素材を使い、美しい色彩の空間を設計しても、そこにそれを活かせない光が満ちていたら、素材の質感は失われ、色彩もその美しさを発揮する事が出来なくなってしまいます。 光源、照度、輝度、色温度、演色性、角度、重心、その他、色々な側面から、その空間に相応しい光を見極め、扱う事によって、それらは初めて成立するのです。
michiko_yokota

横田道子 照明デザイナー

横田道子(よこた みちこ) 1971年東京に生まれる。
株式会社ハロデザイン研究所、有限会社中島龍興照明デザイン研究所在経て、2000年有限会社ライトデザイン設立に参画。
2008年3月退職。
同年5月、株式会社andLIGHT設立。
商紫施設、公共施設、等の建築・インテリアの照明設計を始め、外構、都市計画、橋梁のライトアップ、等様々な照明のデザインを行う。

事業内容

商業施設、公共施設、オフィス、住宅等のインテリア、及び外構
都市計画、橋梁の照明設計、照明コンサルティング
空間をより良くする為の光のあり方と仕上げ材との関係のコンサルティング
照明器具の開発、及びデザイン
照明効果と心理との関係のコンサルティング
その他、照明に関する事

【掲載誌】IWASAKI LIBRARY [Creative EYE 18]

lighting concept

横田道子さんは照明デザイナーとして若手ながら、これまで商業施設、オフィスや文化施設など様々な仕事を手掛けてこられ、実務経験も豊富でいらっしゃいます。独立までの経緯を少しお聞かせ下さい。

横田 私は始め、ハロデザイン研究所、中島龍興照明デザイン研究所にて、照明技術の基礎と実務経験を学びました。今思えば、テクニカルな事をたくさん教えていただいたように思います。その後、東海林弘靖さんがライトデザインを設立なさる際にお誘いを受け、2000年から8年近く在籍しておりました。個性と才能溢れる二人の照明デザイナーのもとで、照明デザインに対する考え方や様々な角度からの照明手法などを学ぶ機会を持てたことは、非常に幸運だったと考えています。仕事の内容も住宅、美術館、外構照明、また橋梁ライトアップなど多岐に渡っており、幅広いジャンルの照明デザインを手掛けてくることができたことも良い経験でした。


照明デザインの仕事に興昧を持たれたきっかけは何ですか?

横田 初めて光の持つ魅力に気づいたのは小学生の時です。私はその頃バレエを習っていて、ある時発表会がありました。舞台の背景には何やら白い網のようなものが無造作に置かれていて、それを見たときはせっかくの発表会なのに全然綺麗な舞台じゃないと思い、がっかりしたのです。ですが、いざ発表会が始まるとそのただの白い網に照明が照射され、キラキラとした輝きを放っ見事なグラデーションの背景に変わったのです。子供心に照明の持つ力に感動したことを今でもはっきりと覚えています。もちろん、それで照明デザイナーを志したわけではありませんが、その時の感動は私の原体験のひとつになっています。その後、建築、インテリアの設計を学ぶ事になったのですが、その過程で、やはり、最終的に光によってその空間が見えて来ていること、その奥深さと面白さに改めて惹かれました。


横田さんの照明デザインに対する考えを教えて下さい。

横田 照明はそれだけで成立するものではなく、その前にある「空間の形態や機能、使われている素材、また、そこにいる人の気持ち、モノなど」とともにあって初めて生きるものだと思います。社名のandLIGHT(アンドライト)には、それらと「照明」を同じように大切に考えてデザインしていきたいという私自身の思いを込めました。この秋に創刊されるインテリアのデザイン雑誌「インテリアノート」で照明に関するコラムの連載を始める予定で、そのコラムにも書いているのですが、照明デザインはどこかメイクアップに近いのでは、と考えています。たとえば、メイクアップも、その人自身の美しさ引き出すための行為であって、決してメイクだけが際立つというようなことではありません。空間という素材に照明というメイクを施すと考えれば、それと同様に照明や照明器具だけが目立ってしまったり突出するようなデザインではなく、空間自体の個性や魅力を最大限引出すための照明デザインの形を目指したいと思っています。


住宅や商業施設、公共施設など、様々なジャンルの照明デザインを手掛けていらっしゃいますが、特にお好きな分野はありますか?

横田 それぞれの空間にそれぞれの面白さがあり、特にジャンルにはこだわっていません。適光適所を基本に、その場にふさわしい照明の在り方を求めていくことが重要なのだと考えます。私はパプルの時期を経験していない世代に属することもあって、割と堅実派なのかもしれません。何か派手なことをするよりも、ベースを上げていこうという気持ちが強く、照明はあくまで黒子のような存在であり、同時にその空間を構成する大切な要素の一つだと思っています。

日本で照明デザイナという職業が認知されてからしばらく経ち、今は若い人の間でも人気の職業の一つになりつつありますが、これから照明デザイナーを目指す人にはどんなメッセージを送りますか?

横田 建物や橋のライトアップなど、華やかなイメージで捉えられることもありますが、実際の仕事はコンセプトワークづくりに始まり、照明プランニング、プレゼン用資料作成、照明器具仕様検討、CGシミュレーション作成、照度・輝度分布図の検証、現場での実験及び最終調整など、地道な作業と体力が要る仕事です。でも、光があって初めてモノが見えるのですから、その光を駆使して空間をつくり上げていく喜びは大きく、やり甲斐のある仕事でもあります。
自然光は、いつも美しい光や感動する光を見せてくれますし、世界の色々な光環境を実際に体験する事はもちろん、映画の中にも照明の使い方のヒントは沢山あります。ただ、「光」だけでなく、光を受ける側の素材やものに対する興味や知識も必要です。例えば樹木の葉ひとつをとっても、光を通しにくいもの、光によって葉が透けて見えるもの、また、葉の裏側が白いもの、など様々な特徴があり、それらにあった照明の手法を考えます。
日々の暮らしの中にある光に対する感性を磨いていくことを、ぜひお勧めしたいですね。

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【掲載誌】インテリアノート [Michiko Yokota Presents Lighting Cosmetics]

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